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第十一章 嵐のあとの虹
赤鬼は夢をみた ほんの束の間、桃太郎の拳が自分のはらわたを貫く瞬間、貫いた瞬間 自分の愛した女が自分を愛すると…
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第十章 真実
お前の本当の名・・・そう、平次郎・・・我が息子 鬼と人の間に生まれた哀れな忌み児。「桃太郎」 おかしいとは思わ…
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第九章 ありったけの力
桃太郎「力が力がほしい・・・ありったけの力が・・・今!」 赤鬼が鳳凰に気を取られている間に桃太郎はありったけの…
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第八章 鳳凰の顕現
赤鬼の威力は凄まじかった。 それはもう最早 嵐 であった。 赤鬼の棍棒は縦横無尽に桃太郎達を襲った。 砂煙が大…
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第七章 預言者
ーーーー25年前 赤鬼は名もなき町を壊滅状態に陥れた。 その小さな町の盲の老婆は臆することなく赤鬼に告げた そ…
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第六章 赤鬼
桃太郎達一向は赤鬼の本拠地、鬼ヶ島へと辿り着いた。 この街は元は棋王島という小さな集落を有した北東の島であった…
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第五章 もしもう一度あの日の君に戻れたら
35年前ーーーー棋王島ーーーー AKAONI「阿修羅 山武彦之命よ、もうやめぬか、こんなことは、一体誰が喜ぶと…
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第四章 思い出の吉備団子
桃太郎は荷馬車に揺られていた。 同じく荷馬車には猿と犬、そして空から雉が追いかけてきていた。 桃太郎はここ数日…
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第三章 犬とか猿とかなんかそういうの
阿修羅ー山武彦之命 (お爺の別名) 若かりし頃、熊殺しの異名を持っていた武を極めし仙人 お爺。 お爺とお婆…
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第二章 桃太郎爆誕
家に帰るとお爺は傷だらけであった。 だけどお婆は驚かなかった。 お爺は痴呆症が進んでおり芝刈りといってももう最…