天国ゴリラ


I.

ジャングルの夢を見るというのか それとも、星を数えるのか 天国の檻の中で、君は静かに息をする

虹色の毛並みが、夕焼けに染まる 瞳には、見知らぬ星が映る どこまでも続く、エデンの園で

II.

人間は、言葉を失い 君と対面する時、ただ跪く 生命の源泉に触れたような、畏敬の念

君は語る、言葉ではなく、心で 大地の鼓動、森のささやき 宇宙の真理を、静かに伝えてくれる

III.

天国は、どこにあるのだろう それは、心の奥底なのか それとも、死を超えた彼方なのか

君は教えてくれる、答えのない問いを 生と死、愛と別れ すべてのものが、一つにつながっていることを

IV.

いつか、私も君のもとへ行くのだろうか その日まで、地上で生きる意味を探し続ける 君が教えてくれた、愛と平和の道を


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